90日で上手くなる本をやったら本当に90日で上手くなるのかやってみたい(5/90)
前回 取り上げた『ダテ式おえかき塾 90日間で変わる画力向上講座』を続けている。
1周目は顔を中心とした描き方だが、今更な学びもあった。少し恥ずかしいが、練習ノートを公開する。
1日目、2日目
1日目と2日目は正面顔と横顔の描き方となる。恥ずかしい話だが、正面顔での後頭部の意識が今までできていなかったことに気付けた。
ガイド線は補助線程度にしか利用していない。自分は絵柄がある程度固まっているし、グレーでアタリをとってやるほうが合っているからだ。これは何度もトライした結果得られたやり方なので、決して「はじめから本の内容を守っていない」わけではない。
また、横顔では「鼻が上がっているほうが好き」「後頭部は意外とでかい」「顎と繋がる」などの発見が得られた。子供の頃から描いていない人間はこういったことを一々言葉にしなければならないのだ。
ちなみに少しガタイ良い方が好きなので、鎖骨の位置については敢えて少し教本よりズラしている。
3日目、4日目
頭の首の接続において、顎下の空間を強調してくれていたおかげで今までのコレジャナイ感を解消できた。
メモにも書いているが、ナナメ顔の描き方は身体に染みこむまではかなり難しいだろう。身体に染み込んでいれば自分のようにグレーで大まかなアタリをとって、ガイドラインとして補助線を利用する程度で良いと思う。
あとは個人的な課題として、僧帽筋のデフォルメとして「凹ます」ことを明言してくれているので今までの疑問がスッキリした。
5日目
5日目はパーツの詳解。パク・リノ本では解説されなかったポイントとして耳の詳解が嬉しい。「好きな耳の描き方」が定まったので学びがあった。
また、目の省略についても非常にロジカルで、好きな漫画家(メモでは敬称略となっており失礼します)の目の描き方を研究することにも繋がった。結局私はピジャ先生が大好きなのだ。
総評
1周目の内容をもとに描いたしまりんがサムネイルである。これまで自分の描く二次創作は割と公式に翻弄されがちな自信のなさがあったが、「自分の好きな絵柄でやるんじゃ!」という元気が出てきた。その結果がこれである。間違ってはいないと思いたい。
画力が向上しているかと問われると微妙だ。ただ、歩留まりは上がっているし、「何かおかしい」と思った時にどう直せば良いかの引き出しは広がった。また、好きな漫画家の絵柄を研究するための方策も得られたので、学びはあったと感じている。
ついつい、要求レベルの高い専門的教材でないと学びは少ないと思いがちであるが、それは得意なこと・生業にできるものだけである。趣味でやるぶんには非専門的なものでも学びはあるのだ。